大会レポート [ report ]

2024ロボットアイデア甲子園全国大会

2024年12月7日(土)10:00~16:30
機械振興会館 B2ホール (東京都港区芝公園3丁目5番8号)

 

全国大会の会場前の東京タワー

 

■ロボットアイデア甲子園

「ロボットアイデア甲子園」は、全国の高校生や高等専門学校生、専門学校生など20歳になる前の若年層を対象として開催するコンテスト形式のイベントです。地方大会は、全国各地にあるロボットセンターやショールーム、工場などに設定している産業用ロボットシステム4システム以上の見学と、業界の歴史やロボットの仕組みなどロボットに関するセミナーで構成した「ロボットって何?セミナー&見学会」を開催します。参加者は、見学とセミナーによる体験から発想を得て、産業用ロボットの新たな使い方を考えたレポートを提出します。ロボットや工学的な知識がなくても大丈夫、その時に見たロボットの動き方や使われ方をヒントに、自分なりにどんなところで、どんな風に使ったらいいだろう?と考えてもらうのです!

このアイデアレポートの中から、優秀でユニークな考案をした数名が後日開催の「アイデア発表会」へ進み、自分のアイデアをプレゼンテーションで発表し、そのプレゼン力も加味して地方大会の優勝者を決定します。このイベントの目的は、高校生などの若年層の皆さんに、ロボットに対する興味を持っていただき、将来のモノづくり産業を担うロボット人材を目指す、そのきっかけづくりになればと考えています。

 

 

■2024年6月地方大会スタート

2024年度ロボットアイデア甲子園は、22センターが参加して地方大会を開催することになりました。「北海道大会in室蘭」「東北大会」「群馬県大会」「栃木県大会」「茨城県大会」「東京都大会」「甲信越大会」「南信州大会(新)」「静岡県中・東部大会」「静岡県中部大会」「静岡県西部大会」「愛知県大会」「岐阜県大会inテクノプラザ(新)」「岐阜県大会inおおがき」「大阪府大会」「兵庫県大会」「中国地区大会」「四国大会」「福岡県大会」「熊本県大会」「南九州大会」「沖縄県大会」の22センターです。「南信州大会」と「岐阜県大会inテクノプラザ」が新しく参加することになりましたが、残念ながら「神奈川県大会」は、今年度は開催なしとなりました。
さて、22か所の地方センターを運営する担当企業は、2024年3月のキックオフ会議を合図に地方大会の開催準備に取り掛かりました。近隣の学校を回ったり、自治体に協力をお願いしたり、多くの生徒・学生の皆さんに参加していただこうと、様々な工夫を凝らしました。
協会では、大会ポスターやチラシ、エントリーページなどを準備して、地方大会をバックアップしてきました。
2024年6月終盤から、地方大会がスタートし、「ロボットって何?セミナー&見学会」が各地で開催されました。
2024年度の地方大会見学会に参加した生徒・学生人数は、これまでで最も多く、1,539名にのぼり、アイデア発表会出場者は203名となりました。ただ一つ残念だったのは、沖縄県大会が参加校の行事などの影響で開催ができず、開催センター数は21センターとなってしまったことです。
詳しくは地方大会レポートをご覧ください。

 

※地方大会開催一覧
地方大会レポートはこちら>>> https://robotkoshien.jp/reports/

 

 

■地方大会アイデア発表会開催終了、全国代表が決定!

2024年11月9日(土)、2024年度の最後の地方大会アイデア発表会が終了し、全国大会出場者、全員が決まりました。現在のルールでは、100名を超えた参加者が集まった会場は、2名まで代表を出すことができます。今年度開催した21の地方大会のうち、「東北大会」、「甲信越大会」、「静岡県西部大会」、「熊本県大会」の4会場からそれぞれ2名の代表が全国大会に出場することになり、全国大会は総勢25名の代表で競われることになりました。全国大会までは約1か月、どんなアイデアが飛び出すのか、大変楽しみです。

 

■全国大会交流会

2024年12月6日(金)、全国大会の前日の「機械振興会館」、明日はここで全国大会が開催されますが、前日に5/6階にある「機械振興倶楽部」で、ロボットアイデア甲子園出場者のための「交流会」が開催されました。全国大会は今回で通算4回目の開催となりますが、「交流会」は初めての試みです。
全国出場25名のうち、試験などが重なり参加できなかった代表をもいましたが、20名の代表と、その引率者が参加しました。参加者一同は、倶楽部5階の広い窓に東京タワーのライトアップが浮かび上がる部屋に集合。伊東実行委員長の開会挨拶で交流会がスタートしました。続いて、東京大学名誉教授の佐藤審査委員長が、参加学生の皆さんへ向けて明日の本番を前に熱いメッセージを贈ってくださいました。

 

交流会会場に集合した代表者のみなさん

 

2024大会 伊東裕二実行委員長の開会挨拶

 

東大名誉教授 佐藤知正審査委員長の激励メッセージ

 

その後全員で6階に移動し、審査委員大阪工業大学 野田教授の乾杯ご発声で交流会がスタート。たくさんの料理とソフトドリンクで、代表20名を囲んでの大変楽しい時間となりました。会場には経済産業省ロボット政策室から岡本様がご来場くださり、激励のお言葉を贈ってくださいました。他にもお忙しい中、駆けつけてくださった審査委員、特別企業賞選考委員、地方大会センター代表などが集まり、明日の全国大会開催へ向け、次々と熱い応援メッセージを贈ってくださいました。

大阪工業大学野田哲男教授の乾杯挨拶

 

経済産業省ロボット政策室 岡本並木様より応援メッセージ

 

代表学生の皆さんは、今日初めて会う他の大会代表者とすぐに打ち解け、仲良くなっている姿が印象的でした。LINEグループを作ったり、連絡先を交換したり、遠い地域に暮らす同世代の新しい仲間と積極的に交流しています。そればかりでなく、審査委員や企業賞選考委員など、初めて会う大人の方々とも会話が弾み、自分のアイデアについて話したり、ロボットについて専門家に質問したりと、活き活きとした姿がみられました。参加学生の皆さんが、伸び伸びと明るい表情で楽しく過ごした交流会は、とても稀有で意義深い体験として彼らの記憶に残ると感じました。

 

各センター代表同士はすぐに親しくなりました

 

はじめまして!一緒に食べよう!

 

審査委員の大学教授にいろいろ質問

 

交流会後、送迎バスに乗り込み宿泊ホテルに移動しましたが、バスに乗るときに彼らが見上げた東京タワーは、晴れた夜空に鮮やかにライトアップされていました。

 

ライトアップされた東京タワー

 

■2024ロボットアイデア甲子園全国大会開催!

2024年12月7日(土)、全国大会の当日になりました。
朝9:00には送迎バスが到着し、代表と引率は6階の控室へ誘導されます。会場に直接訪れた代表と引率者も続々と集まってきました。受付を済ませて胸にリボンを着け、控室の自席で全国大会の説明を聞くうちに、代表者の表情にも緊張感が見えてきます。さあ、いよいよ全国大会が始まります。

 

 

全国大会会場に集まるみなさん

 

朝のオリエンテーション、真剣に説明を聞く

 

エレベーターで地下2階へ降りると、そこが「機械振興会館B2ホール」全国大会会場です。会場に入ると、パーテーションには自分たちが作ったポスターが大きく引き伸ばして貼られています。円形のホール内では多くのスタッフが準備をしています。代表者たちは自分の名前の貼られた椅子に座り、ステージを見上げます。もうすぐ、このステージで自分がプレゼンをするのだと思うと、一層緊張感が高まりますが、25名の代表の表情は期待に満ちて、とても明るく晴れやかです。
10時になりました。司会の芝さんのよく通る声が大会の始まりを知らせています。

 

全国大会のステージ

 

開会を待つ代表者席

 

司会の芝麻起子さん

 

 

■開会式

「ロボットアイデア甲子園!!」
開会挨拶で伊東実行委員長が拳を高く挙げると、会場中の全員が腕を高く挙げて、「ロボットアイデア甲子園!」と声を揃えます。毎年恒例の掛け声で、今年も全国大会がスタートしました。
来賓挨拶は、経済産業省 製造産業局 産業機械課 ロボット制作室 室長補佐(統括)板橋洋平様です。2022年度大会以来2年ぶりにご来賓としてご参加くださいました。板橋様はロボットアイデア甲子園というイベントを毎回、大変楽しみにしてくださっております。若い学生が真剣に大会に臨む姿にいつも心を打たれると、皆さんへ優しく心強い応援メッセージを贈ってくださいました。

 

全伊東裕二実行委員長の開会挨拶

 

「ロボットアイデア甲子園!!」全員で掛け声

 

多くの来場者が一つになった会場

 

来賓挨拶 経済産業省ロボット政策室 板橋洋平室長補佐

 

 

■審査・選考

引き続いて、審査委員8名が紹介されます。委員の先生はその場で起立、会釈をいただきました。本年度の審査基準は、創造性、社会性、実現性、市場性、アピール性が各5点、表現性(発表加点)が10点の、合計35点を各審査委員が配点し、8名の配点合計が各個人の得点となり、順位が決定します。準決勝と決勝の得点は別に配点されます。

 

<審査委員> ※敬称略

 

 

 

<審査基準> 

 

 

■賞について

 

<主催者賞> 

準決勝では25名全員が出場し、審査委員の配点上位10名が決勝に進出します。

決勝進出を果たせなかった方には「奨励賞」が贈られます。

決勝に進出した10名のうち、1位の方は「最優秀賞」、2位には「準優秀賞」が贈られます。

3位から10位の皆さんには、「優秀賞」が贈られます。

 

 

<特別協賛企業賞> 

続いては特別企業賞選考委員の紹介です。

全国大会に対し特別協賛いただいた企業には、企業名などを冠した賞を設定することができる、協賛特典があります。2024年度は9企業が企業賞を設定くださいました。その企業賞を、どのアイデアに授与するか、会場で発表を聞いて自らご選考いただき、賞を授与するプレゼンターもお努めくださいます。

 

 

<賞一覧> 

 

■協賛企業

企業賞を設定いただいた企業以外にも多くの企業に全国大会へのご協賛いただきました。

 

<全国特別協賛企業(10社)> 

川崎重工業株式会社 / セイコーエプソン株式会社 /  株式会社ダイヘン / 

東レエンジニアリング株式会社 /  日進機工株式会社 /  ファナック株式会社 / 

株式会社不二越 /  三菱電機株式会社 /  株式会社安川電機 / 

株式会社ワールドインテック

 

<全国一般協賛企業(10社)> 

アイズロボ株式会社 /  オリエンタルモーター株式会社 /  CKD株式会社 / 

ジェービーエムエンジニアリング株式会社 /  シュンク・ジャパン株式会社 /  大喜産業株式会社 / 

千代田興業株式会社 /  東京ベルト株式会社 /  DMG森精機セールスアンドサービス株式会社 / 

株式会社三井住友銀行

 

 

<地方大会協賛企業> 

スポンサーページをご覧ください。

>>>https://robotkoshien.jp/sponsor/

 

以上、すべてのご協賛企業に心から感謝申し上げます(※50音順/敬称略)

 

■後援団体・機関

続いて、全国大会にご後援いただいた団体・機関をご紹介します。

経済産業省
文部科学省
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構
公益社団法人全国工業高等学校長協会
一般社団法人日本ロボット学会

上記5団体・機関よりご後援いただき、全国大会を開催しております。

 

 

■準決勝「80秒ポスタープレゼンテーション」

いよいよ、プレゼンテーションがスタートします。
本年のプレゼン順は南地域の開催センターから発表です。最初の発表者、南九州大会代表がステージに登り、緊張した面持ちで演台に立ちました。たった80秒の短い時間で自分の考えたロボットについて、誰もがはきはきと、自信に満ちた発表が続きます。たくさん練習してきたのでしょう。誰もが80秒をオーバーすることなく、時間内にプレゼンを終了します。プレゼン後には、審査委員や企業賞選考委員から、コメントがありますが、どの委員からも立派なプレゼンを称える言葉がありました。アイデアを考えるに至った背景も、一人ひとり色々な理由があり、若者が社会に対してきちんと向き合い、深く考えていることがよくわかります。コメントをいただいた後は、礼儀正しくお辞儀をして壇を降ります。この短い時間に、彼らは多くのことを伝え、そして吸収しただろうと思います。さあ、北海道大会の代表がプレゼンを終えて、これで25名全員のアイデアが発表されたことになります。この中から、午後の決勝へ駒を進める10名が決まります。
審査委員、選考委員が別室へ移動し準決勝審査が行われます。

 

※25名のアイデアはこちらから
>>>2024ロボットアイデア甲子園全国大会パンフレット」

 

ポスタープレゼンへ審査委員からコメント

 

自作のロボット模型で説明中

 

審査委員のコメントも熱が入ります

 

好きなことをアイデアに「出発進行!」

 

選考委員のコメントもアイデアに感心

 

代表者も控室へ移動して、昼食をとります。この休憩時間に、控室で決勝進出者が発表されました。
1名の名前が呼ばれるごとに、会場の全員が拍手をして称えます。決勝進出の10名は、午後へ向けて新たな緊張感に包まれます。そのほかの代表15名も、企業賞のチャンスが残っていますから、まだまだ大会を見守り、楽しむことになります。

 

決勝進出者の発表に拍手

 

決勝に残ったよ!

 

■決勝「プレゼンテーション」5分間の勝負!

午後の決勝大会がスタートしました。
決勝進出10名は、このプレゼンテーションに持てる力すべてで臨みます。午前中に伝えきれなかったことを、思い切り話すことができます。決勝では、準決勝の得点は加味されず、新たに採点するので、審査委員も新鮮な気持ちで発表を見守ります。会場にいる全員が、発表者の一挙手一投足に注目します。
10名は、みな活き活きと、しっかりとした声で自分のアイデアを一生懸命に伝えようと工夫を凝らした発表を行いました。発表後には、審査委員から質疑応答があり、難しい質問に対してもきちんと回答をしています。降壇の際にはどのアイデアに対しても惜しみない拍手贈られ、会場中が審査の行方を見守っています。

 

決勝プレゼン発表は全力で!

 

審査委員の質問にも笑顔で回答

 

アクション付きで熱弁!

 

10名全員の発表後、審査委員と選考委員は別室に移り、結果について話し合いが行われました。企業賞選考委員は、自社の設定した賞のコンセプトに会うアイデアを選びます。審査は難航、委員は真剣に意見を述べ合い、休憩時間終了間際にようやく結果が決まりました。

 

審査が難航、意見を述べ合う審査委員

 

特別企業賞の選考も白熱!

 

■各賞結果発表~表彰式

発表がすべて終わり、少しほっとした様子の代表の皆さんが、自分の席で発表を待ちます。結果発表、まずは、特別協賛企業賞から発表です。特別協賛企業賞は、全国大会出場25名すべての中から、各賞のコンセプトに合ったアイデアが選ばれました。

 

★川崎重工業株式会社 「カワサキ賞」 

受 賞 者:太田一葉さん(国立岐阜工業高等専門学 1年)

アイデア名:「シロボット」 岐阜県大会 in おおがき代表

プレゼンター:精密機械・ロボットカンパニー ロボットディビジョン グローバル事業推進部 マーケティングコミュニケーション担当部長 牧田幹彦様

 

カワサキ賞 牧田様 太田一葉さん

 

 


 

 

★セイコーエプソン株式会社 「エプソン賞」 

受 賞 者:槌谷宗一郎さん(栃木県立佐野東高等学校 2年)

アイデア名:「ETRロボット」 栃木県大会代表

プレゼンター:マニュファクチャリングソリューションズ事業部 MS事業戦略推進部 部長 谷勇人様

 

エプソン賞 谷様 槌谷宗一郎さん

 

 


 

 

★東レエンジニアリング株式会社 「TRENG CHALLENGE賞」 

受 賞 者:犬塚千尋さん(浜松日体高等学校 2年)

アイデア名:「変幻自在 キャリーアームズ」 静岡県西部大会代表

プレゼンター:エンジニアリング事業本部 FA事業部長 曽谷紀樹様

 

TRENG CHALLENGE賞 曽谷様 犬塚千尋さん

 

 


 

 

★日進機工株式会社 「日進機工クリエイティブ賞」 

受 賞 者:横田侑海さん(国立仙台高等専門学校 2年)

アイデア名:「ficmon」 東北大会代表

プレゼンター:機工部部長 大野伸吾様

 

日進機工クリエイティブ賞 大野様 横田侑海さん

 

 


 

 

★ファナック株式会社 「ファナック賞」 

受 賞 者:巖后ゆめのさん(国立岐阜工業高等専門学校 3年)

アイデア名:「電車乗り降りサポートロボット“のりおくん”」 岐阜県大会 in テクノプラザ代表

プレゼンター:ロボット研究開発統括本部 技監 伊藤孝幸様

 

ファナック賞 伊藤様 巖后ゆめのさん

 

 


 

 

★株式会社不二越 「不二越賞」 

受 賞 者:村本舞羽さん(静岡県立島田工業高等学校 3年)

アイデア名:「次世代スプリンクラー」 静岡県中部大会代表

プレゼンター:ロボット事業部 システム部 部長 渡辺剛志様

 

不二越賞 渡辺様 村本舞羽さん

 

 


 

 

★三菱電機株式会社 「三菱電機賞」 

受 賞 者:川原﨑郁斗さん(静岡県立吉原工業高等学校 2年)

アイデア名:「自動給油ロボットの革新」 静岡県中・東部大会代表

プレゼンター:ロボット製造部 ロボットテクニカルセンター センター長 小山篤史様

 

三菱電機賞 小山様 川原﨑郁斗さん

 

 


 

 

★株式会社安川電機 「みらいロボット賞」 

受 賞 者:根岸アリスさん(国立熊本高等専門学校 3年)

アイデア名:「見守り保育ロボット“ぎゅっロボ”」 熊本県大会代表

プレゼンター:技術開発本部 つくば研究所長 半田博幸様

 

安川電機みらいロボット賞 半田様 根岸アリスさん

 

 


 

 

★株式会社ワールドインテック 「WORLD INTEC賞」 

受 賞 者:酒井花音さん(愛媛県立八幡浜高等学校 2年)

アイデア名:「あにまもる」 四国大会代表

プレゼンター:執行役員 福本良文様

 

WORLD INTEC賞 福本様 酒井花音さん

 

 


 

 

続いて、主催者日本ロボットシステムインテグレータ協会の賞の発表です。

まず、80秒プレゼンを実施した15名には「奨励賞」として、賞状と記念のペーパーウェイト、ロボットフィギュアなどが贈呈されます。また、決勝に進出した10名のうち3位~10位に選ばれた8名には「優秀賞」が授与されます。優秀賞には賞状と記念のクリスタル盾、ロボットフィギュアなど記念品が贈呈されます。

 

いよいよ最終の発表日本ロボットシステムインテグレータ協会「最優秀賞」と「準優秀賞」です。

上位2点のアイデアは、得点が拮抗し、最後は審査委員の皆さんが意見を述べ合い最終の結果が決定いたしました。

場内が静かになり、ドラムロールが鳴り響き、司会が厳かに発表しました。

主催2賞のプレゼンターは、日本ロボットシステムインテグレータ協会 久保田和雄会長です。

 

 

★日本ロボットシステムインテグレータ協会 「準優秀賞」 

受 賞 者:海老原歩美さん(茨城県立総和工業高等学校 3年)

アイデア名:「頭なでなでロボ」 茨城県大会代表

 

SIer協会 準優秀賞 久保田会長 海老原歩美さん

 

 


 

 

★日本ロボットシステムインテグレータ協会 「最優秀賞」

受 賞 者:鶴田朔弓さん(山梨県立甲府第一高等学校 2年)

アイデア名:「write together」 甲信越大会代表

 

SIer協会 最優秀賞 久保田会長 鶴田朔弓さん 角田先生

 

喜びのステージは笑顔と涙で大感激

 

■閉会式・総評

全ての表彰が終わり、そろそろ全国大会は終盤です。

全国大会審査委員長の佐藤知正氏(東京大学名誉教授/日本ロボットシステムインテグレータ協会参与)から、今大会の総評をいただきました。委員長からは、年々全国での参加者が増えており、全国出場者のレベルが上がっていくことに対し、大変な驚きと期待をもって大会を見守っているとの言葉がありました。また、今回最優秀となったアイデアに対しては、先進的なことばかりを追い求める世の中で、ふと立ち止まり大切なことを思い出させるような優しい気持ちになるアイデアだったと称えられました。また、すべてのアイデアに対して心からの称賛と感謝をこめ、今後への期待の気持ちを述べてくださいました。

閉会の挨拶は、日本ロボットシステムインテグレータ協会奥山浩司副会長から、出場者や地方大会開催センター、協賛企業、すべての会場の皆様へ深い感謝も言葉とともに、来年への期待を表明されました。2025年度も12月に全国大会でお会いしましょう!そして、恒例の「ロボットアイデア甲子園!」の掛け声で閉会となりました。

 

佐藤知正審査委員長の総評

 

奥山浩司副会長の閉会挨拶

 

閉会時も満席の会場

 

■記念撮影

閉会後は、参加者全員による集合写真撮影会となりました。

 

出場者全員での集合写真

 

出場者と審査選考委員みんな一緒に

 

 

2024年大会は終了いたしました。応援してくださったすべての皆様に、心から御礼申し上げます。